長渕剛の高音時代唯一のライブビデオ
高校時代にキムキムから長渕剛のシングル『RUN』を借りた。しかし俺はRUNよりもカップリングの「愛してるのに」に衝撃を受け、感動した。それは長渕の古い歌だと知った。キムキムの親父は長渕ファンで昔の長渕のCDやカセットを多く所有されてた。俺はそれらを順不同に借りて聴いた。そして出会ったアルバムが「SUPER LIVE IN 西武球場(1983.07.25)」だ。
低音ブルースモードの長渕しか知らなかった俺。長渕がかつてこんな高く澄んだ声で歌っていたとは。歌っている内容も今の男臭い壮大な物では無く、女々しい恋愛の歌ばかり。しかし当時の俺にはそんな女々しいラブソングが心に響いた。俺は、「高音時代の長渕剛のファン('79-'83)」を公言するようになった。
長渕剛の高音時代の楽曲を、デビュー曲の前のデビュー曲「雨の嵐山」に至るまで集めるようになった俺は、高音時代の長渕剛のライブビデオが有る事を知った。しかもそれは運命の「SUPER LIVE IN 西武球場」だった。必死の思いで入手した(おそらく高音時代唯一の)ライブビデオには、今のマッチョな長渕とはあまりにもギャップの激しい華奢なボディに長髪、澄んだ歌声に陽気なトークをする当時の剛が居た。
以上、今回紹介の御宝、半ば封印された高音時代の長渕剛の貴重な映像が入ったライブビデオでした!
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