ゾンビコップ (DEAD HEAT)
ゾンビコップは忘れもしない俺が中学三年生の時に金曜ロードショーか日曜洋画劇場で見た衝撃の作品、文字通り主人公の刑事がゾンビな物語だ。
主人公の刑事が序盤でいきなり殉職する衝撃の展開は序の口。死体蘇生装置で生き返った主人公は、しかし生きていられるのは12時間だけと知る。主人公はゾンビとしてその限られた時間を懸命に生き、事件にケリをつけるが、自分が死に行く運命に変わりは無いという悲壮美の物語。いつかまた見たいと思い続けて俺は生きてきた。
友人と神保町を歩いていたら、レンタル落ちのビデオやCDを50円で叩き売りしてるショップを発見した。平積みのビデオの奥に隠れた棚の中に、ゾンビコップは埋もれていた。今までワゴンを見たらゾンビコップを探すのが習慣だったが、遂に出会えた感動の瞬間だった。しかも50円。レアなのにプレミアムも何もついてない事に凄みを感じた秋。
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