正式名称は『仮性フォーク』。しかしそれだと敷居が高いので『DTF』と呼ばれるのが一般的だ。かつて みうらじゅんと伊集院光が提唱した『D.T.』という文化革命。それは『いつまでも少年(=童貞)の心を失っていない大人』を意味している。みうら少年は高校時代に400曲近くの楽曲を作成し、自らカセットテープに納め17枚に及ぶアルバムを残している。曲を作れば女性にモテるという遠回りな考えから、誰に頼まれる事も無く、アコースティックギター片手に日夜創作活動に励んだ。こんな狂信的一途な作業はD.T.でなければ到底出来ない、また、しようとも思わない行為である。『DTF』とは即ち、D.T.のフォークソング(DTF)を 全楽曲解説入りで聴いて行こうという壮大な番組(苦行)である。
青盤 \ 6,090 (税込) |
赤盤 \ 5,300 (税込) |
2002年〜2004年に音楽情報サイトBARKSでインターネットラジオとして放送されていた。今はDVD化し『青盤(童貞編)』と『赤盤(非童貞編)』として販売されている。
インターネットによる公開は表向き終了となっているが、次の場所でまだ見る事が出来る。『自分もD.T.だ』と思っている人で未だ聴いた事が無い人は、是が非でも一度試聴してみてほしい。
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みうらじゅんの仮性フォーク(残存コンテンツ)
- DTFを聞いた事の無い人は要チェック!青盤赤盤DVD化して表向きWEB上から消えたDTFだが、何割かはここで未だ聞くことが出来るぞ。
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みうらじゅんの仮性フォーク童貞編スペシャル
- デジハリ受講生製作の仮性フォーク。ここでも未だ聞くことが出来るぞ。
みうらじゅんの400曲近いDTF楽曲を全曲、みうらじゅんの解説と山田五郎のツッコミ入りで聞いていく。その全長は約40時間!俺の本音としては全曲通しでちゃんと聴いてもらいたいのだが、誰でも最初はDTFが面白いのか半信半疑だと思うので最初から真剣に聴くのは難しだろう(かく言う俺もそうだったので)。まずは何か他の事をしながらの『〜ながら聴き』でも構わない、聴かない事には始まらない。そうして何時間か聴けばD.T.の人ならきっと良さがわかると思う。
後にみうらじゅん本人も認めているがDTFは山田五郎のツッコミが命である。DTFの放送最初2回は、曲が流れている間は会話が入ってないが、第3回から曲中に山田五郎のツッコミ(笑い声)が聞けるようになり、臨場感がグッと増した。「その方が面白いから」というディレクターの判断で、当初みうらじゅんはDTFを真面目な音楽番組と考えていたので反対していたらしいが、趣旨を悟ってからはむしろ曲中に山田サンが何も言ってくれないとソワソワするようになった。
真実このテコ入れがDTFを数倍面白い番組に発展させた。だから俺は初めて聴く人に対して懸念する、最初2回の山田五郎のツッコミ無しヴァージョンに少々物足りなさを感じるかもしれない事を。かといって第3回から聴くのは勧められない。これは一人の少年の等身大の成長実録だからだ。どうか最初2回で諦めたりせず、少なくとも第3回〜4回あたりまで聴いてからDTFをジャッジしてほしい。
青春ノイローゼでショー ¥3,990 (税込) |
俺的には次善策なのだが、DTFの人気曲をまとめたライヴ『青春ノイローゼでショー』から入門するのもアリだろう(かくいう俺もここから入った)。BARKSで動画を公開しているので雰囲気を知りたい人は利用すべし。
■仮性フォークイベント<第一部>
■仮性フォークイベント<第二部>
■仮性フォークイベント<第三部>
山田五郎渾身の弾き語り! |
そして感動のフィナーレ
最終回では山田五郎が選んだDTFベスト10が発表される。しかも上位楽曲は何と山田五郎御大自ら熱唱!これもBARKSで動画が公開されているが・・
■愛らしく
■もうさようなら
この山田五郎渾身の弾き語りはDTFを最後まで聴いてない人が見るには時期尚早である。選曲の意味もわからないだろう。個人的には『見るな』と言い切ってしまいたいくらいだ。これはDTFを正しく最後まで聴き、みうら少年の生きサマを見届けて来た視聴者に対する”ボーナス”トラックなのだ。みうら少年の全力で駆け抜けた青春を思い出して感動感涙する事間違い無し。
このサイトを見て一人でも多くの人がDTFに興味を持ち、そして最後まで聴き遂げてフィナーレで笑いが感動へ昇華する瞬間を実感してもらえたら幸いである。
最後になるが、2003年暮れに俺を『青春ノイローゼでショー』に招待し、DTFの素晴らしさを知るきっかけを与えてくれた友人M.Poohに感謝したい。
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仮性フォークランキング
- 文字通り仮性フォークのファン投票結果を見る事が出来るぞ。
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みうらじゅんの俺コン! Deluxe
- みうらじゅんの楽曲をMP3でダウンロード出来るぞ。
- ■ みうらじゅん、新たなマイブーム「D・T」を語る
- D.T.についてのスペシャルインタビューを読む事が出来るぞ。
- ■ ほぼ日刊イトイ新聞- じゅんの恩返し
- バックナンバーにDTについて語ってる回があるぞ。
- ■ みうらじゅん×伊集院光「童貞頂上対談」
- 21世紀の文化革命、DTについての対談を読む事が出来るぞ。
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